木造の建物も、自然環境も、人もあたたかい施設

木造の建物も、自然環境も、人もあたたかい施設

-- 特別養護老人ホーム ネムの木の特徴を聞かせてください。
特養ネムの木では、ご利用者10名に対してスタッフが5~7名で生活全般を見させていただく『ユニットケア』を導入しています。馴染みのスタッフが日々関わることで、ご利用者に安心して生活していただけるよう心がけています。
施設は木の香りが優しい木造で、海に面した環境はすぐ側に自然を感じられます。ご利用者の散歩コースとして最高ですし、厳しい冬の海風も冷たくて刺激的で、普段ことば数少ない入居者さまが『今日はすごい天気やなぁ』とぽつり話されたりします。

-- スタッフ間の人間関係はいかがですか?
一応介護主任という肩書をいただいているのですが、ともに働くスタッフにとっては母親のように思われているのではないかと感じます。実際、娘と同じように接していますし(笑)。私的なことを相談してくれるスタッフも多く、上司・部下というカッチリとした感じではないかも知れません。けれども、仕事に対しては厳しいらしく、怒ると恐いそうです。特にご利用者に対して影響のあること、例えば自分がしんどいからといって座っている、というようなご利用者には関係のない自分都合のことで悪い影響を与えるような事柄については『喝!』となります。そのメリハリがよい人間関係を保てているのではないでしょうか。

スタッフで考えた意見を聞いてもらえる環境

スタッフで考えた意見を聞いてもらえる環境

-- ご利用者満足のために取り組んでいることはありますか?
ネムの木では、スタッフミーティングで考えた意見を取り入れてもらえるんです。何のために、どういったものが必要か、ということがはっきりしていれば。与えられるばかりではなく、こちらからこうしたいというのも、しっかりきいてもらえます。
例えば『ご利用者をどこかへ連れて行ってあげたい』というスタッフがいて、その発想を実現するためにはどうすればいいか、みんなで情報収集したりアイデアを出し合って、外出支援として実現させることができました。

-- 外出支援は大変ではありませんか?
一斉に出かけていくとかなり大変ですが、ひとりの方を2人のスタッフでお連れすれば負担も少ないですし、安全面も配慮できます。おひとりずつ行きたいところを訊いて、対応しています。特にご家族に大変評判がよいです。おうちにつれて帰りたいというご家族と、帰りたいというご利用者がいれば、外出支援としておうちにお連れするという形もとっています。スタッフもよい気分転換になっています。

自分の想いばかり伝えるのではなく、相手の気持ちを考える

自分の想いばかり伝えるのではなく、相手の気持ちを考える

-- 介護の仕事をする上で大切なことは?
相手の立場に立って考えるということ。ご利用者に対しても、スタッフに対しても。自分の想いばかり伝えるのではなく、相手が今何を考えているのか、何をしてほしいのか、話を聞くように心がけています。若いスタッフにも、介護をする上で分かるようになってほしいと思います。その中で、これからのネムの木をみんなで作り上げていくという気持ちを持って、よりよい施設にしていきたいです。

介護に興味のある方、介護の資格を持っていても使っていない方、養成校を卒業される方、ネムの木で働きたいという意欲があれば資格は問いません。働いている中で知識を習得できるように、指導していきますよ。一緒に働いてみませんか?仕事は大変なこともありますが、お年寄りの笑顔を見れば心安らぐはずです。

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介護に興味のある方、介護の資格を持っていても使っていない方、養成校を卒業される方、ネムの木で働きたいという意欲があれば資格は問いません。働いている中で知識を習得できるように、指導していきますよ。一緒に働いてみませんか?仕事は大変なこともありますが、お年寄りの笑顔を見れば心安らぐはずです。